第110回 生活発表会
第110回「生活発表会」がウィルホールで開催されました。
園児たちは、日頃の躾・態度教育、音感教育や歌唱指導、心身統一やお遊戯・舞踊の練習の成果を十分に発揮しました。オープニングは、全園児たちによる合唱『希望の歌~交響曲第九番~』。ドイツ語の歌詞もしっかりと覚え、会場にはハーモニーが響き渡りました。
幼稚園最後の発表会になるききょう(年長)組の劇『白クレヨン姫』『ポップとタップの大冒険』では、一人ひとりが自信を持ち、役になりきって大きな声と豊かな表情で演技できました。時折、子どもたちの演技やセリフに会場が笑いに包まれました。
ききょうの舞踊では、男子は袴姿で扇子を持って勇ましく『Music Revolution』『忍』を凛々しく踊りました。特に一人ひとりがダイナミックに側転する場面では、何度も大きな歓声と感動が会場に沸き起こりました。
女子は艶やかな着物姿で『未来へ』『あなたの笑顔にありがとう』を優雅に踊り、会場が華やかで温かな雰囲気に包まれました。ふだんは元気な女の子たちも、着物を着て踊る姿は、みんなおしとやかな大和撫子です。桜の枝や扇子を持つ撫子たちの踊りに春の訪れを感じました。
男子の勇壮な舞踊、女子の華やかな舞踊に会場の皆さんも大いに感動の涙を流されていらっしゃいました。
他の学年の園児たちも、歌や器楽合奏、お遊戯を一生懸命披露しました。
今年は『みんないっしょに 音と動きと心を合わせて』というテーマで取り組んできました。まさに子どもたちのきれいな歌声と鍵盤のメロディ、そして「会場の皆さんに感激・感動していただこう」という心が、会場の皆さんに「感動」を届けることができたと思います。
子どもたちは、大きなステージで大勢の人たちの前で発表したという貴重な経験によって一回りも二回りも成長したようで嬉しく思います。そのような園児たちの発表を涙ながらにご覧になっている姿を見て、こちらも目頭が熱くなりました。
一年間の教育・保育の総括にあたる「生活発表会」も無事終えることができましたのも、保護者やご家族の皆様はじめ、本当にたくさんの方々のお支えのお陰と心より感謝申し上げます。誠にありがとうござました。