にしよう日記

防災避難訓練


 今日は、緊急地震速報装置を使った防災非難訓練が行われました。
 今回は子どもたちに予告しないで実施しました。いきなり緊急地震速報装置のアナウンスが流れましたが、園児たちは反射的に机の下に頭を隠す行動をとりました。中には本当の地震と思った子どももいて、より真剣な表情で取り組む子いました。その後、アナウンスの指示で園庭まで避難しました。
 園長先生からは「阪神淡路大震災」の話がありました。「震度7で6,000人以上の死者と約44,000人のけが人を出したこと、今から25年前に起きた震災」という内容でした。
 また、今まで避難行動としてとっていた「だんごむし」も人間の弱点である頸椎を守るためにはだんごむしのポーズのまま横に寝転ぶ「だんごむしごろん」が良い場合もあることを子どもたちは知り、早速その後教室で実践するクラスもありました。
 係の先生からは、避難の時の「お(押さない)・は(走らない)・し(しゃべらない)・も(もどらない)」の話もありました。
 早いもので阪神淡路大震災から四半世紀が過ぎました。当時の震災の恐ろしさを風化させずに教訓として活かすには、子どもたちと「より現実的な訓練」を実践していくことが大切だと考えます。それは、訓練を上手に行うのではなく、失敗したことやうまくいかなかったことを訓練を通してあぶり出し、その見えてきた課題にどう対応していくかを常に模索し続けることが重要と考えます。
 「一人の犠牲者も出してはいけない」そんな考えで、これからの訓練を行っていきます。